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大学のレポート「君が代斉唱の問題」超駄文

君が代斉唱」の問題について

俺が大学で使ったレポートを使ってそのまま論じてみた。

超がつくほどの空前絶後の超駄文なので見たい人だけ見てね!

 

 

日本国憲法第二次世界大戦後の1946年(昭和21年)11月3日に公布され、(昭和22年)5月3日に施行された。その中でも日本国憲法の第三章にある19条は思想と良心の自由を保障している。条文は『思想と良心の自由はこれを侵してはならない。』であり、要約をすれば『たとえ色んな事を考えて、色んな事を思い浮かべ、考えたとしても、他人から何かしらの干渉を受ける事は一切ない』という憲法である。

今回自分が提示された三つの課題から選択した課題は『ディベート憲法』の99頁にある、議題4の『思想・良心の自由』である。

この議題はとある公立高等学校の教諭であるXが『「日の丸」や「君が代」は日本の侵略戦争と結びついている。』として、卒業式で国歌斉唱を拒否し戒告処分を受けていた。同校の校長Yは「入学式に国歌斉唱をするように」と命じたが、それでもXは同じ年で入学式の君が代斉唱を拒否し、校長Yは給与の10分の1を減ずる1カ月間の減給処分をした。

違憲側の立場と立論としては『国旗である日の丸と国歌の君が代軍国主義やアジア侵略戦争の象徴だから国歌斉唱などをする事はそのことの肯定であり、そのような職務命令は思想・良心の自由を侵害しているのでこの懲戒処分は違憲として考える』となっている。

参考として、明石書店が発行した『だれのための「日の丸・君が代」』の83頁辺りで掲載された教師達の言い分を載せる。彼等は日の丸と君が代に対して以下のコメントを述べている。『アジア侵略のシンボルだ』『アジア諸国が震え上がる国旗』『侵略戦争・植民地支配の悲惨さを鮮明に蘇らせる旗印』『日本がした加害のおぞましい象徴』と日の丸・君が代に対して過剰に反応しすぎではないかと思う。

同じく明石書店の『良心的「日の丸・君が代」拒否』の223頁辺りでは『侵略戦争のシンボル』『戦争の道具として使われ、血塗られた国旗と国歌』と記載されている。

合憲側の立場と立論は『国歌斉唱などは公式な式典の運営上必要不可欠であり、一般的に起立して歌うのは当たり前のことで、それを職務命令とするのは思想・良心の自由については何も侵害していないので、式典の運営に支障を来すこのような行為は職務命令違反としての懲戒処分は適法である』という事だ。君が代についてはジョージタウン大学のケヴィン・M・ドーク教授の著書である『大声で歌え「君が代」を』の269、272頁では、『君が代を歌う姿こそ、国民の新しい姿だ』『民主主義はナショナリズムが不可欠であり。国歌を歌わない国があるのだろうか』と述べられている。

お互いの立場の問題点としては、まずは違憲側から説明させてもらう。公務員であり、卒業式という公の場である以上、起立して国歌斉唱はするべきである。特に卒業式や入学式などの教育的に重要な儀式的行事にはその行事にふさわしい秩序を確保して円滑な進行をするのが最重要である。

 続いて合憲側の問題点は公的な儀式に対して『絶対に君が代を歌わない』と明言している人に対して、公的な儀式だとしてもその人に対して君が代の斉唱を強制することはその人が持っている『思想と信条』に対する直接的な抑圧と憲法第19条に違反している。それに、積極的に入学式の進行を妨害する行為ではないので教師Xに対するこの本件職務命令はいささかやりすぎであると考える。

以上の違憲側と合憲側の立論と問題点と比べて、自分が主張する立場は合憲側である。

なぜならこの君が代不起立は明らかに校長が出した職務命令に2度も違反している上に、その国に住んでいる国民なら国歌斉唱は当たり前だからだ。何故自分が生まれた国である日本の国旗、国歌に敬意を表さないのか、日本人なら国歌は斉唱するべきである。それに、生徒が起立して斉唱をしているのに教師だけ不起立で歌わないのは教師としてはどうかと思う。

日本の国歌である君が代と国旗の日の丸が、嫌いなのならば、公立の教職に就かなければよいものをと思う。君が代を不起立した教師は自分の政治イデオロギーを教え子の生徒達に見せつけるために公立の教職に就いたのだろうか?日本の教師でありながら、日本の国歌である君が代を歌わない挙げ句に、日本の国旗である日の丸を『軍国主義』『侵略の旗』呼ばわりするのはおかしいと思う。自分の国の国歌を歌えない、国旗に敬意を持てない人が公立の教師として教育現場に立つのは不適切だと思う。

一頁でも述べられた日本国憲法の第19条では思想と良心の自由が認められているが、学校の入学式という大多数の人が来る公の場である以上、国歌である君が代をどうしても歌いたくないという気持ちは分かるが、たとえ嫌でも起立だけでもする事が秩序、規律の維持に繋がるのではないかと思う。君が代は世界一短い国歌なので1分程度我慢していればすぐに終わる曲だ。何より学校は教師個人の政治的に偏った考えと主張を自身の教え子である生徒達に見せつける場ではない。

自分の政治的主張を入学式という公の場で表明するのはおかしいと思う。

自分は公の場で君が代が嫌な人は、歌わなくてもいいが公の場なのでせめて起立するべきであると考えている。君が代は100年以上もの伝統がある日本の誇りある国歌であるからだ。

よって、Xに対する校長がYへ下した本件懲戒処分は19条に規定されている思想・両親の自由を侵害していない上に、校長から出された職務命令を何度も反故にしたので、この処分は適法であると考える。